
お玉1杯は、何mLと一律には決まりません。製品によって大きさが違い、同じお玉でも、ふちまで入れるか控えめにすくうかで量が変わります。レシピの分量に使うなら、まずは手元のお玉の容量を確認しましょう。
「お玉1杯は50mLって聞いたのに、スープの量が合わない…」。そんなときは、使い方よりお玉のサイズが違うのかもしれません。容量が分かれば、大さじ換算は「mL÷15」。下の表と確認手順で整理していきます。
目次
お玉1杯の量は、製品の容量や目盛りで確認
同じ「お玉」という名前でも、メーカーが示す量はさまざまです。まずは具体例を見てみましょう。
| メーカー・製品 | 公式に確認できた表示 |
|---|---|
| 下村企販 ママクック 量れるお玉(品番44067) | 容量50mL。15・30・50mLの目盛りがあり、50mLは満水。 |
| DYK おたま | 15・50・100mLの3段階の目盛り。ここでの100mLは目盛りの値で、満水容量として紹介するものではありません。 |
この2例だけでも、「お玉ならどれも50mL」とは考えられないことが分かります。小・中・大という名前だけで量を決めず、商品説明や本体の目盛りをチェック! 型番が分かれば、メーカーの商品ページでも調べられます。
満水容量と、普段こぼさずすくえる量も別です。満水50mLのお玉でも、少し控えめにすくえば50mLにはなりません。レシピの計量に使うときは、どこまで入れる量なのかをそろえてください。
自宅のお玉は何mL?計量カップで調べる手順
型番や容量表示が見つからなくても、計量カップと水があれば、おおよその量を確認できます。以下は家庭で量を確かめるための手順です。こちらで実測した結果ではありません。
- 清潔なお玉と、水を用意します。熱いスープではなく水で確認しましょう。
- お玉を水平に持ち、毎回同じ位置まで水を入れます。ふちまでか、普段すくう位置までかを決めておきます。
- 水を計量カップに移し、平らな場所に置いて目盛りを読みます。
- 1杯分では読み取りにくければ、同じ入れ方で数杯分を移し、合計を杯数で割ります。
たとえば、同じ入れ方で3杯分が150mLなら、1杯分は150÷3=50mL。これは計算の例であり、すべてのお玉の実測値ではありません。繰り返しても量が大きく変わるなら、調味料を量る道具には計量スプーンやカップを使う方が扱いやすいです。
「お玉の半分くらい」を目で見て半量とするのも、分量が大事な場面では避けたいところ。器の深さが半分でも、容量まで半分とは限りません。半量の目盛りがなければ、計量器で確かめましょう。
お玉の容量が分かったら、大さじに換算する
料理用の大さじ1は15mLです。お玉1杯分のmLを15で割ると、大さじ何杯分かを計算できます。お玉の容量が未確認のまま、この表を当てはめないでください。
出典:ミツカン「大さじ1杯は何mL(cc)ですか?」
| 確認できた1杯分の量 | 大さじ換算(計算値) |
|---|---|
| 30mL | 大さじ2 |
| 50mL | 大さじ3と1/3(大さじ3+小さじ1) |
| 60mL | 大さじ4 |
| 75mL | 大さじ5 |
| 100mL | 大さじ6と2/3(大さじ6+小さじ2) |
小さじは5mLとして計算しています。表の30・60・75mLなどは換算のための例で、上の商品にすべての目盛りがあるという意味ではありません。計量スプーンの基本は、少々・ひとつまみ・適量と大さじ・小さじの量り方でも紹介しています。
お玉1杯は何g?mLと重さを混ぜないで
mLは体積、gは重さです。お玉の容量が50mLと分かっても、味噌・カレー・具入りスープまで全部50gになるわけではありません。重さを知りたいときは、その食品をはかりで量りましょう。
空の器をのせて表示をゼロにし、食品を入れれば、器の重さを除いて確認できます。操作は使っているはかりの説明書に合わせてください。道具を選ぶ際は、キッチンスケールの選び方が参考になります。
味噌汁なら、具と汁をどうすくったかでも1杯分の中身が変わります。味噌の分量を決めたいときは、お玉をいっぱいにするより、味噌の大さじ換算と量り方で量をそろえる方が迷いません。
目盛り付きのお玉が便利なのは、こんなとき
煮汁やたれを何度もすくいながら、おおよその量も見たい。そんな使い方なら、目盛り付きのお玉が候補になります。先ほどの下村企販44067は15・30・50mLの目盛り、18-8ステンレス、幅6.8×全長21cmという仕様です。
ただし、大きな鍋からたっぷりすくいたいのか、少量の調味料を量りたいのかで選ぶサイズは違います。容量と目盛りを見て、自分の使い方に合うものを選びましょう。価格や販売条件は購入先の最新表示で確認してください。
出典:下村企販の製品仕様
今あるお玉の量が分かれば、それを使い続けても大丈夫。分量の正確さが必要なお菓子や調味料は計量器で、汁物の取り分けは使いやすいお玉で、と分けるのも手です。
まず容量を確認し、必要なら大さじへ換算する。重さが知りたいときは、別にはかる。この順に考えると、お玉のサイズに振り回されずに済みます。ほかの量り方は、料理の基本・レシピの記事一覧からどうぞ。
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