
木のまな板にハイターを使えるかは、まな板と漂白剤、両方の使い方が合っているかで決まります。「木製だから全部ダメ」「洗剤に木製OKとあるから何でも大丈夫」とは決めつけないでください。
まずはまな板の説明書を見てみましょう。漂白剤や泡タイプが禁止なら、その方法は使わず、メーカー指定のお手入れを選びます。表示が見つからないときも、いきなり吹きかけず確認からです。
目次
木製まな板に漂白剤を使う前の確認表
| いまの状態・表示 | どうする? |
|---|---|
| まな板に「漂白剤不可」 | 使用しない。洗剤側が木製対応でも、まな板の禁止は変わりません。 |
| 液体の希釈使用は案内されているが、泡タイプは禁止 | 泡スプレーに置き換えない。指定された種類・濃度・方法を守ります。 |
| まな板・漂白剤の両方が、その使い方に対応 | 除菌か漂白かを決め、製品表示の量・時間・すすぎ方に従います。 |
| まな板のメーカーや使用条件が分からない | 自己判断で漂白しない。まず通常の洗浄・乾燥を行い、メーカーへ確認します。 |
貝印は、塩素系・酸素系の漂白剤は木のまな板を傷める場合があるため、取扱説明書で確認するよう案内しています。「酸素系なら必ず安心」と読み替えないことも大切です。出典:貝印「木のまな板のお手入れ方法」
「木に使える泡」と「泡は使わないで」は、なぜ両方ある?
ここが迷いやすいところ! 漂白剤のメーカーは洗剤の使い方を、まな板のメーカーは自社製品の扱い方を説明しています。どちらか一方だけでは決められません。
たとえば、花王は「キッチン泡ハイター」を木製まな板に使う方法を紹介しています。一方、ダイワ産業の「ひのきまな板ドットコム」では、漂白剤は説明書どおり薄めて長時間使わず、泡タイプは使わないよう案内しています。花王の使い方案内/ダイワ産業の製品お手入れ案内
つまり、泡タイプが禁止のまな板に、花王の時間だけ当てはめるのは避けたい使い方です。木の種類が同じでも、別製品まで使用可とは判断しないでください。
キッチン泡ハイターは何分?除菌と漂白で分けて確認
次の表は、まな板側でも使用を認めている場合に、花王の「キッチン泡ハイター」の説明を確認するためのものです。他の漂白剤や、薄めて使う液体タイプには流用できません。
| 木製まな板への目的 | 花王が案内する時間 |
|---|---|
| 除菌・消臭・ウイルス除去 | スプレー後、約2分。その後、流水で30秒以上すすぐ |
| 漂白 | スプレー後、約5分。その後、流水で30秒以上すすぐ |
花王がプラスチック製まな板の除菌等に案内する「約30秒」を、木製の放置時間と取り違えないようにしましょう。すべての菌・ウイルスを除去するものではありません。手元の製品の最新表示も併せて確認してください。出典:花王「まな板を衛生的に保つには?」
黒ずみが落ちないからと、濃くしたり、長く置いたりはしないでください。色落ちの程度だけでは、除菌できたかどうかも判断できません。
洗う→表示どおりのお手入れ→すすぐ→乾かす
- 食べ物の汚れを先に落とす。食器用洗剤と水かぬるま湯で、両面・側面を洗います。肉や魚の汚れに最初から熱い湯をかけると、たんぱく質が固まって落ちにくくなります。
- 洗剤をすすいでから、使用可能な方法だけを行う。漂白剤を使う場合は、その製品の量・時間を守ります。薄める液体と、そのまま使う泡を混同しないでください。
- 指定どおり十分にすすぐ。放置時間が終わったら、すすぎを省略しません。
- 水気を切って、風通しよく乾かす。濡れたまま重ねず、裏面や側面にも空気が通る置き方にしましょう。
洗浄と乾燥の基本は花王の手入れ案内、両面の洗浄と陰干しはダイワ産業の案内を参照しています。まな板固有の禁止事項があれば、そちらを守ってください。
塩素系漂白剤は、ほかの洗剤や酢と混ぜない
使用時は換気し、眼鏡・炊事用手袋で目と手を保護します。塩素系漂白剤は単独で使用し、酸性洗剤・食酢・アルコールなどと一緒に使わないでください。有害な塩素ガスが発生するおそれがあります。出典:花王「キッチン泡ハイターとキッチンハイターの使い方」
「漂白のあとに酢で中和する」といった自己流の手順も加えないでください。
黒ずみが残ったとき、さらに漂白してもいい?
時間や濃度を増やして落とそうとするのは避けましょう。ダイワ産業は、漂白剤と木の成分の反応で黒色・褐色のシミができる場合や、内部に入った黒ずみ・カビの色素は漂白が難しい場合を説明しています。出典:ひのきまな板ドットコム「使い方」
黒いから全部同じ原因、白くなったから衛生面も大丈夫、とは言い切れません。落ちない汚れや傷みが気になる場合は、使用をいったん控え、メーカーに手入れや交換を相談してください。
迷ったら「両方の表示→目的→すすぎ」の順に
まずまな板の禁止事項、次に漂白剤の対象材質と使い方。その両方が合ったら、除菌か漂白かを決めて時間を確認します。使い終わりは、すすぎと乾燥まででひと区切りです。
食洗機も使いたい方は、まな板の食洗機対応の見分け方もどうぞ。漂白剤対応と食洗機対応は別なので、それぞれの表示を確認してください。
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