
カレールーの代わりにカレー粉でカレーは作れますが、同じ量を入れ替えるだけでは仕上がりません。純粋なカレー粉は主に香り・辛み・色をつけるもの。ルーに含まれる塩味やとろみは別に考えます。まずは手元の商品が「カレー粉」か「粉末のルウ」か、商品名と原材料を見てくださいね。
目次
最初に分けたいのは「粉の見た目」ではなく中身
固形ならルー、粉ならカレー粉……と分けたくなりますが、粉状のカレールウもあるんです。たとえばS&Bは、赤缶カレー粉は香辛料のみ、赤缶カレーミックスと赤缶カレーパウダールウは油脂・食塩なども入ったルウと説明しています。
| 手元の商品 | 代用するときの考え方 |
|---|---|
| 香辛料を混ぜた純カレー粉 | 香り・辛み・色の役割。これだけでルーと同じ塩味やとろみにはならない |
| 固形・フレーク・粉末のカレールウ | 調味やとろみを含めて作る製品。箱の人数・水量・作り方を使う |
| 味付け済みのカレー調味料 | 食塩などの有無が商品で違う。純カレー粉の分量をそのまま当てはめない |
ルウのとろみには小麦粉が使われる例がありますが、小麦粉不使用のルウもあります。「小麦粉がないから純カレー粉」とも決められません。名前が似ていても、用途は別に見ましょう。
出典:S&B「赤缶カレー粉・カレーミックス・パウダールウの違い」、全日本カレー工業協同組合「カレーの種類」
ルー1かけはカレー粉何g?一律に換算しない理由
ルーは商品によって配合も1かけの重さも違います。さらに、ルーからカレー粉へ替えると、香辛料以外の材料も減ることになります。「1かけ=カレー粉大さじ○」だけを覚えても、味ととろみはそろわないんですね。
S&Bの「カレー粉で作る基本のカレーライス」は、中辛5皿分にカレー粉大さじ2を使います。ただし、薄力粉・油で別にルウを作り、コンソメ・塩・砂糖も合わせるレシピです。大さじ2だけを、調理途中の5皿分の鍋へ追加する目安にはしません。
これから作るなら、純カレー粉を使うレシピへ切り替え、肉・野菜・水・調味料も一組でそろえるのが分かりやすいですよ。手順も含めて、下の公式レシピを使ってみてください。
もう煮ている鍋で、ルーが足りないと気づいたら
まず、カレー粉をまとめて足すのは待ってください。不足しているものを、香り・塩味・とろみに分けると、足しすぎを避けやすくなります。味見は肉などの具材が十分に加熱されてからにしましょう。
- 香りが物足りない:仕上げに使えるカレー粉なら、少しずつ加えて調整します。S&Bはカレー粉を仕上げに振って香りを高める使い方も紹介しています。
- 塩味が薄い:カレー粉だけでは補えません。ほかの調味料を使う場合も少量ずつ。コンソメを追加するなら、すでに入れた塩分も考えてください。
- とろみが足りない:純カレー粉を増やしてもルーの代わりにはなりません。追加のルーがあれば商品の手順に従い、なければ別の仕上げ方を選びます。小麦粉をそのまま鍋へ振り込む方法は避けましょう。
とろみだけを補いたい場合は、水溶き片栗粉の加え方と、とろみがなくなる原因が参考になります。ただし、片栗粉のあんとカレールウでは食感が違うので、同じ仕上がりを目指す代用ではありません。
調味料の量で迷ったらコンソメの固形と顆粒の換算へ。ほかの材料の違いは食品比較・選び方にもまとめています。
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