
食品の袋に書かれた「冷暗所に保存」。でも、家のどこならいいのか、ちょっと迷いませんか? 冷暗所は、日が当たらず、熱や湿気がこもりにくい場所のことなんです。
例えば、日の当たらない食品棚やパントリー。ただし「暗ければOK!」というわけではありません。夏は収納の中も暑くなるので、商品の保存表示を最優先にしてください。
まず覚えておきたいのは、「冷暗所」と「冷蔵庫」は別だということ。「要冷蔵」や「開封後は冷蔵」という表示も、それぞれ意味が違います。
目次
冷暗所とは?何度以下ならよい?
場所探しのポイントは3つ! 日光・熱・湿気を順番に見ていきましょう。
- 日光:直射日光が当たらない。
- 熱:コンロや家電の熱が届きにくい。
- 湿気:じめじめした環境を避けられる。
消費者庁は日光と高温多湿を避ける場所として説明しています。イチビキによると、「常温」「冷暗所」の温度には、食品衛生法やJAS法上の明確な定義はありません。
「何℃以下なら絶対に大丈夫」と、すべての食品をひとまとめに判断することはできません。
商品に具体的な温度が書いてあれば、その数字を優先してくださいね。収納の暑さが気になるなら、温湿度計で確認するのも一つの方法。ただし、数字を測っただけで安全や保存期間が保証されるわけではありません。
出典:消費者庁「食品ロス削減ガイドブック」保存方法の説明、イチビキ「常温・冷暗所・要冷蔵の違い」

家のどこが候補?棚・床下・シンク下を比較
同じ家の中でも、棚の位置ひとつで条件は違うんです。下の表で、日光・熱・湿気をチェックしてみましょう。
同じ棚でも、季節や家電の使い方によって温度は変わります。
| 場所 | 判断のポイント |
|---|---|
| 日の当たらない食品用の棚・パントリー | 候補。昼間や調理中も高温にならず、湿気がこもらないか確認 |
| 床下収納・階段下 | 暗さだけで決めない。湿気や温度、食品を清潔に保てる状態か確認 |
| シンク下 | 配管まわりの湿気や熱があるなら避ける。食品以外の収納用品との置き分けも確認 |
| コンロ下・家電の近く | 調理中や運転中に熱が伝わる場所は不向き |
| 窓際・ベランダ・車内 | 日光や高温の影響を受けやすい。日陰になる時間だけを見て選ばない |
「北側の部屋だから涼しいはず」「床下だから大丈夫」と思い込みたくなるところ。でも、場所の名前だけでは決められません。特に暑い時間帯や調理中に、実際の温度や湿気を確かめてください。
冷暗所・常温・要冷蔵はどう違う?
| 表示 | 置き場所を決めるときの考え方 |
|---|---|
| 常温保存 | 冷蔵不要でも、高温の場所に放置してよいという意味ではない。商品の注意書きを確認 |
| 冷暗所保存 | 日光・高温多湿・熱源を避けた場所を探す。冷蔵庫へ入れるかは商品ごとに確認 |
| 要冷蔵・○℃以下 | 指定された温度で冷蔵する。涼しい室内の棚で代用しない |
| 開封後は冷蔵 | 開けたら置き場所を切り替える。未開封時の条件をそのまま使わない |
冷蔵庫なら、どこに入れても同じというわけではありません。
イチビキは、要冷蔵の商品に温度指定があればそれを守るよう案内しています。野菜室は冷蔵室より温度設定が高めのことも。商品の表示と冷蔵庫の説明書を確認しましょう。
夏に冷暗所がないときは、冷蔵庫でよい?
暑い日は全部冷蔵庫へ入れたくなりますが、そこはひと呼吸。食品によって向き不向きがあるんです。
冷蔵に向くかどうかは食品次第。まずは商品表示を確認し、今の収納が暑すぎるなら、日光や熱を避けられる場所を探します。
- 保存方法に具体的な温度や「要冷蔵」の指定がないか読む。
- 候補の棚が、暑い時間帯も条件を満たせるか確かめる。
- 条件を満たす場所がなければ、冷蔵可能かメーカーに確認し、買い置き量も見直す。
箱に入れると日光は遮れますが、温度まで下がるわけではありません。ここは見落としやすいポイントです!熱と湿気は別に確認しましょう。
買い置きを増やすなら、先に置き場所を決めておくと安心ですね。
開封したら、同じ場所に戻してよい?
開封したら、もう一度ラベルを確認!
未開封では冷暗所に置けても、開けたあとは冷蔵が必要な食品もあります。
身近なしょうゆも、実は容器によって保存方法が変わるんです。
- 一般的なペットボトル容器:キッコーマンは開栓後の冷蔵を案内。
- 「いつでも新鮮」シリーズの密封容器:同社は開栓後も常温保存が可能と説明。
同じ種類の食品でも、商品ごとの表示を見ることが大切です。
出典:キッコーマン「開栓後のしょうゆの保存方法と使用期間目安」。使用期間の数字は商品ごとに違うため、手元の表示と公式案内を確認してください。
表示の賞味期限は、未開封で指定の保存方法を守った場合のものです。詳しい違いは賞味期限と消費期限の見方へ。保存状態が分からず不安がある食品は、味見で安全を確かめようとせず、無理に食べないでください。
備蓄水や缶詰を置くときは何を確認する?
備蓄水や缶詰は、長く置けるだけではもったいない! いざというとき取り出せる場所かどうかも考えておきましょう。
- 保存場所:商品の表示に合っているか確認。
- 置く順番:期限が近いものを手前に。
- 補充:使ったら買い足し、必要な量を保つ。
- 備蓄水の必要量と保存水・普通の水の選び方:人数別の量を決め、ボトルの置き場所を考える。
- ローリングストック食品リストと補充の手順:普段食べるものを選び、使った分を買い足す。
- 缶詰の保存方法と食べない方がよい状態:缶の状態や開封後の扱いも確認する。
食品別の保存方法や期限表示をまとめて探すなら、保存・賞味期限・備蓄のハブをご覧ください。
公的・メーカー情報の確認日:2026年10月1日。条件は商品により異なるため、最新のパッケージと公式案内を優先してください。
料理や暮らしの「なんで?」を、SNSでも!
4コマや記事のお知らせをお届けします。
こんな4コマを投稿しています♪
リンク先は別のタブで開きます。