
味噌は、冷凍保存を案内しているメーカーがあります。家庭の冷凍庫でカチカチになりにくく、そのまま取り分けられるものもあります。ただし、味噌が冷凍できることと、カップや袋が扱いやすいことは別です。
「使い切るのに時間がかかるな」と思ったら、まず商品の保存表示とメーカー案内を見てみましょう。冷凍を使う場合も、容器の扱い・表面の覆い方・いつ使い切るかを一緒に決めると迷いにくいですよ。
目次
冷蔵と冷凍、どちらに入れる?
| いまの状態 | まずすること | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| 開封して日常的に使う | 商品表示に従って冷蔵保存 | 清潔な道具で取り分け、表面を覆って蓋をする |
| 使うペースがゆっくり | メーカーの冷凍案内と容器を確認 | 冷凍すれば何カ月でもよいとは考えない |
| 液状・チューブ・即席みそ汁など | その商品の案内を確認 | 一般的なペースト状味噌の説明を流用しない |
| 保存状態に不安がある | 使用をいったん止め、メーカーへ相談 | 冷凍して安全な状態へ戻せるわけではない |
マルサンアイは、開封後は冷蔵し、表面にラップを密着させて蓋をすること、乾いたヘラやスプーンを使うことを案内しています。同社には冷凍保存の案内もあります。まずは手元の商品に合う方法を選びましょう。出典:マルサンアイ「おみそについて」
味噌はなぜ冷凍庫でも固まりにくいの?
水だけでなく、塩分や糖分などが含まれているためです。ひかり味噌やシマヤは、こうした成分によって家庭用冷凍庫でも凍りにくいことを説明しています。冷凍庫へ入れたのにすくえるからといって、味噌だけを見て冷凍庫の故障とは判断できません。出典:ひかり味噌・味噌のFAQ/シマヤ・みそのFAQ
ただし、この説明を「どんな味噌でも、どの温度でも、同じ硬さのまま」とは考えないでください。調味した液状タイプや水を加えたものまで同じ扱いにはできません。柔らかさに違いがあれば、商品名を確かめて相談しましょう。
また、固まらないことは、いつまでも品質が変わらないという意味ではありません。ひかり味噌は、賞味期限は未開封で表示の保存方法を守った場合の期限で、購入後は期限内に食べることをすすめています。冷凍開始日から期限を数え直す方法はとりません。
購入時のカップのまま入れていい?
中身だけでなく、カップ・袋の案内も見てから決めましょう。マルサンアイは、冷凍時に容器が硬くなって割れやすくなる点を注意しています。カップのふちを強く押したり、袋を無理に折ったりしないようにします。出典:マルサンアイ・冷凍保存について
取り分けるときに持ちにくい、冷凍対応か分からない、という場合は、メーカーの案内を確認しましょう。移し替えるなら、食品用で冷凍保存に対応した清潔な容器を選びます。ガラス製などは、中身や使用条件の指定も確認してください。
味噌を買うたびに特別な容器を買う必要はありません。今の容器で案内どおり扱えるかを先に見る、で十分です。袋に移す方法を考えるなら、冷凍用保存袋と普通の袋の違いも参考になります。
冷凍するとき・使うときの手順
- 商品と保存条件を確認。冷凍の案内が不明なら、表示どおりに保存してメーカーへ確認します。
- 清潔に取り分けて表面を覆う。冷凍対応容器を使う場合も、濡れたスプーンや食べ物が付いた箸を入れないようにします。
- 開封日・冷凍した日をメモ。保存開始を忘れないための目印です。日付を書いたから保存期限が延びるわけではありません。
- 使う分を取り分け、残りは戻す。すくえる状態なら、全量を常温で解凍しておく必要はありません。硬くて扱いにくいときは、無理にカップを押し割らないでください。
容器のひびや欠けが見つかったら、破片が混ざった可能性のある味噌は使わないでください。中身の保存と、容器の破損確認は分けて考えます。
「冷凍で何カ月?」より、使い切る予定も立てておこう
全商品に共通する冷凍保存日数は、ここでは決めません。種類・開封後の扱い・メーカーの案内が違うためです。まず表示や問い合わせで確認し、その範囲で使い切る予定を考えましょう。
たとえば、残り300gを1回30gずつ使うなら10回分です。週2回使う場合は5週間分になります。これは使用計画の計算例で、5週間保存して安全という実験結果や期限の目安ではありません。
使い切る予定が商品の案内に収まらないなら、購入量を小さくする、期限内に使う料理を増やす、といった見直しへ。冷凍だけで解決しようとしなくても大丈夫です。
量を考えるときは、味噌大さじ1の重さと量り方もどうぞ。大さじは目安なので、残量をはっきり知りたいときは重さで確認すると計画しやすくなります。
迷ったら、中身・容器・予定の順に確認
味噌は冷凍保存を選べる商品があります。凍らない理由を知ったら、次はカップの扱いと保存条件をチェック。最後に「何回で使い切るか」を考えてみましょう。
冷凍を、期限や衛生管理を気にしなくてよくなる方法にはしないこと。自分の使うペースに合わせて、冷蔵と冷凍を選んでくださいね。
ほかの食材や調味料の保存は、保存・賞味期限・備蓄にまとめています。
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