
ホームベーカリーでは、スキムミルクを牛乳で代用できる場合があります。ただし、牛乳だけを追加せず、説明書どおりに水を減らすこともセットです。さらに、牛乳入りで予約・タイマー運転ができるかも確認してください。
「スキムミルク10gなら、牛乳は何mL?」と、ひとつの式で済ませたくなりますが、飲むために溶かす場合と、パン生地の配合を変える場合は別の話。自宅の機種・コース・レシピの指定から確認するのが近道です。
目次
代用する前に、どこを見ればいい?
| 作りたいもの・状況 | 先に見る情報 | 気をつけること |
|---|---|---|
| ホームベーカリーですぐ焼く | 型番の説明書とレシピの代用量 | 牛乳を入れた分の水の調整も確認 |
| ホームベーカリーで予約する | 牛乳など傷みやすい材料の制限 | 通常運転で使える材料でも予約は不可の場合がある |
| 手ごねなど別のパンレシピ | そのレシピの置き換え方 | 機械用の専用スプーンの換算を流用しない |
| 飲み物として溶かしたい | スキムミルク商品の飲み方 | 飲用の濃さをパンの配合にそのまま使わない |
この表は、異なる使い方を混ぜないための整理です。代用可能な機種でも、仕上がりや風味が完全に同じになるとは限りません。
公式の換算例:牛乳と一緒に水も調整する
エムケー精工のホームベーカリー向けQ&Aでは、スキムミルク「大スプーン1杯」を牛乳70mLに置き換え、牛乳を入れた分だけ水を減らすと案内しています。
ここでの「大スプーン」は、同社の説明書に沿った単位です。家庭の大さじと同じだと決めず、使っている型番のスプーン・重さの説明を確認してください。
出典:エムケー精工「材料について」スキムミルクのかわりに牛乳を使う場合。同Q&Aは2016年更新の案内です。現行の型番・コースの説明書やレシピが異なる場合は、そちらを優先してください。
水200mLの配合を例にすると
説明書が上記の換算を認め、もとの配合が「水200mL+スキムミルク大スプーン1杯」だったと仮定します。
- スキムミルク大スプーン1杯を省き、牛乳70mLに置き換える。
- 水は200−70=130mLにする。
この例では、牛乳70mL+水130mLです。牛乳70mL+もとの水200mL、ではありません。
これは公式の置き換え方法を使った計算例で、実際に焼いた結果や、全機種で使えるレシピではありません。粉・砂糖・油脂などの分量を含む全体のレシピは、説明書に合わせてください。
水を全部牛乳に替えてもいい?
スキムミルクの代用と、牛乳だけで仕込むパンは分けて考えましょう。牛乳を増やせば同じように焼ける、とは限りません。
エムケー精工の同Q&Aは、牛乳を使う量について、もとの水の量の半分くらいまでを目安とし、全量を牛乳にすると膨らみが小さく硬いパンになると説明しています。
これも同社の案内です。「どの機種・どのパンでも水の半分ならよい」という共通ルールではありません。牛乳をたっぷり使いたいなら、最初から対応するミルクパンのレシピを選ぶ方が、配合を変える箇所が少なく済みます。
牛乳で代用したら、予約運転もできる?
代用できることと、予約できることは別です。エムケー精工の同Q&Aでは、牛乳が変質することがあるため、牛乳を使う場合はタイマーで使用しないように案内しています。
夜に材料を入れて、朝焼き上がるようにしたい場合は、代用量を計算する前に予約の条件を確認してください。「冷たい牛乳を入れたから大丈夫」と自己判断しないでください。
他社の機械でも、使用できる材料・予約時間・室温などの指定を確認します。牛乳入りの予約が認められていなければ、指定された元の配合を使うか、すぐに焼ける時刻に作りましょう。
スキムミルクと牛乳は、何が違うの?
スキムミルクは、牛乳から脂肪と水分を取り除いて粉末にした乳製品です。粉の分だけ牛乳を足せば同じになる、というものではないんです。
牛乳へ替えると、もともと粉にはほとんどなかった水分や脂肪分も配合へ入ってきます。だから、粉の置き換えと、水の調整を一緒に確認する必要があります。
飲み物としてスキムミルクを溶かす割合を見つけても、それがパンでの最適な置き換え量とは限りません。飲む場合は商品の表示、パンの場合は機種・レシピの案内と使い分けましょう。牛乳の種類の違いは、牛乳と低脂肪牛乳の比較記事でも整理しています。
粉ミルクやクリーミングパウダーでも同じ?
商品名が違うものを、同量で置き換えられるとは考えないでください。白い粉でも、原材料や配合は同じではありません。
説明書がスキムミルクを指定しているなら、別の粉を使う前にメーカーやレシピの代用案内を確認します。食物アレルギーがある場合は、牛乳に替えても乳成分を避けることにはなりません。使う商品の原材料・アレルギー表示も必ず確認してください。
迷ったら「代用量・残す水・予約」の3点をセットで
スキムミルクがなくても、機種の指定に合う牛乳で代用できる場合があります。牛乳を何mLにするかだけでなく、水を何mL残すか、予約を使ってよいかまで一緒に確認しましょう。
数字の単位も見落とさずに。少量を重さで量る場合は、キッチンスケールの表示単位と計量範囲が参考になります。ほかの調理の基本は料理の基本・レシピからどうぞ。
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