
スーパーでツナを選ぶとき、「水煮」「油漬け」「油入り水煮」の違いで迷うことがありますよね。実は、漬けてある液に注目すると、違いがわかりやすくなるんです!
- 水煮:油を加えず、水や野菜スープで仕上げる。
- 油漬け:油を多く使った調味液で仕上げる。
- 油入り水煮:水やスープに油も加える。
油を自分で調整したいなら水煮。コクを生かすなら油漬け。スープの味わいと油のコクを合わせたいなら油入り水煮、という選び方ができます。
ただし、名前だけで味やカロリーが決まるわけではありません。作る料理と、商品に書かれた内容をセットで見ていきましょう。
目次
水煮・油漬け・油入り水煮は何が違う?
いなば食品の「ツナ缶の基礎知識」では、油漬けは調味液の約半分以上が油、油入り水煮は調味液の油が半分未満と説明されています。これは調味液の中の割合であり、缶全体の重量や栄養表示の脂質の割合ではありません。
| 見るところ | 水煮 | 油漬け | 油入り水煮 |
|---|---|---|---|
| 調味液 | 水・野菜スープなど。調味に油を加えない | 油を多く使った調味液 | 水・スープと油を合わせた調味液 |
| 味・コクの目安 | 加えた油のコクがなく、味付けを調整しやすい | 油のコクを生かしやすい | スープ仕立てに油のコクも加わる |
| 選びやすい場面 | ポン酢和え、スープ、自分で油を足す料理 | 油のコクを加えたいパスタ、炒め物、サラダ | 油を含むツナを手軽に使いたい和え物やトッピング |
| 液・油を切る? | 水っぽさを避けたい料理では液を切る。スープには汁を使う方法も | 油っぽくなる場合は切る。レシピが指定する場合は油も使う | 料理と商品に合わせる。液切り不要の商品もある |
| 購入時の確認 | オイル無添加と食塩無添加は別 | 油の種類と、実際に使う量 | 油入り水煮の表示、液切りの案内、栄養成分 |
あくまで選び方の目安です。同じ水煮でも、魚の種類や味付けで風味は変わります。料理ごとに使えるタイプが決まっているわけでもありません。

水煮が向く料理は?
水煮の魅力は、味付けや油の量を自分で調整しやすいこと!
- ポン酢でさっぱり和える。
- 野菜スープに加える。
- オリーブ油やごま油を好みで足す。
サラダやツナマヨで水っぽさを避けたいときは、レシピに合わせて液を切ります。一方、汁まで使うスープやパスタなら、液切りしない使い方もあります。いなば食品の水煮のツナを汁ごと使うパスタも、その一例です。
ちなみに、水煮でもパスタは作れます。好みやレシピに合わせて油を足せばいいんです。
油漬けが向く料理は?
ツナのコクも料理に生かしたいなら、油漬けが便利です。
- オイル系パスタ
- 炒め物
- コクのあるサラダや和え物
使う油の量は、ほかの調味料とのバランスで調整します。
たとえば、いなば食品のトマトソースパスタでは、まぐろ油漬のツナを使っています。もちろん水煮でも作れる料理ですが、油漬けを選ぶ場合は、別に足す油やドレッシングまで含めて量を調整すると選びやすくなります。
缶の油、毎回全部捨てる必要はありません。油っぽさを抑えたいなら切る、料理に使うならレシピに合わせる。それで大丈夫です。
ただし、油を切ったあとの栄養量は、液汁込みの表示だけでは正確に計算できません。
油入り水煮が向く料理は?
水やスープの軽い仕上がりもいいけれど、少し油のコクも欲しい。 そんなときは油入り水煮が候補になります。
和え物、サラダのトッピング、炒め物などに使えます。商品の味や液の量に合わせて選びましょう。
名前に「水煮」と付いていても、油入り水煮はノンオイルではありません。 ここは見落としやすいところですね。また、油漬けより必ず低カロリーとも限りません。油の種類や栄養成分表示を確認してください。
はごろもフーズの「シーチキンSmile マイルド」は、油入り水煮のパウチ商品です。このように缶以外にも同じ考え方の製品があります。液切りが必要かどうかも、容器やタイプで一律に決めず商品案内を見ましょう。
そのまま食べるならどれを選ぶ?
そのまま食べるなら、好みの味で選んでOKです。
- 水煮:油を足さず、味付けを調整したい。
- 油漬け・油入り水煮:油のコクも楽しみたい。
食塩や味付けも商品によって違います。「そのまま食べる用」が1種類だけ決まっているわけではありません。
いなば食品はよくあるご質問で、缶詰・レトルトパウチは製造工程で加熱しているため、開封してそのまま利用できると案内しています。購入した商品の食べ方・保存方法の表示を優先してください。
サラダ・パスタ・和え物で迷ったときは?
迷ったら、「ほかに油を足すか」「缶の汁も使うか」を考えてみましょう。この2つだけでも、かなり選びやすくなりますよ。
- サラダ:ドレッシングの油やコクを自分で調整するなら水煮。ツナ側の油も生かすなら油漬け・油入り水煮。水っぽさが気になる場合は液の量を調整。
- パスタ:レシピが指定するタイプと液切りの有無を先に確認。水煮の汁を使う作り方も、油漬けのコクを生かす作り方もあります。
- 和え物:ポン酢などで軽く仕上げたいか、油のコクも欲しいかで選択。最初から調味料を多く加えず、商品の塩味も見て調整。
指定とは別のタイプで代用するときは、足す油・水分・塩味を調整します。同じ缶数でも内容量が違うため、レシピが想定するグラム数も見てください。分量の表現で迷ったら少々・ひとつまみ・適量の違い、基本の調理は料理の基本・レシピも参考になります。
商品表示のどこを見れば違いが分かる?
- 名称・調理方法:「まぐろ水煮」「まぐろ油漬」「油入り水煮」など。表面の「ライト」だけで油が少ないと判断しない。
- 原材料名:まぐろ・かつお、油の種類、スープ、食塩、調味料など。アレルゲン表示も確認。
- 内容量・形状:1回で使う量、フレークか大きなかたまりか、液切りの案内。固形量と内容総量が分かれている商品はその違いも見る。
- 栄養成分:エネルギー、脂質、たんぱく質、食塩相当量と、表示の単位・液汁を含むかどうか。
- 保存・食べ方:賞味期限、未開封の保存条件、開封後の扱い。
「ライトツナ」は、油が少ないという意味ではありません。いなば食品の説明では、きはだまぐろやかつおなどの原料魚に関する呼び名です。
また、オイル無添加と食塩無添加も別。油を加えていなくても脂質がある場合や、食塩無添加でも食塩相当量がゼロでない場合があります。
カロリーや栄養成分はどう比較する?
カロリーは、数字の大きさだけで比べないのがコツです。 まずは表示の条件をそろえましょう。
- 1缶当たり? 100g当たり?
- 缶の汁も含む?
- 内容量は同じ?
例えば50gの袋と70gの缶では、そのまま数字を比べられません。
| 商品・タイプ | 表示の基準 | エネルギー | 脂質 | 食塩相当量 |
|---|---|---|---|---|
| いなば 国産ライトツナスーパーノンオイル(水煮) | 1缶70g・液汁込み | 53kcal | 0.3g | 0.7g |
| いなば 国産ライトツナ食塩無添加オイル無添加(水煮) | 1缶70g・液汁込み | 48kcal | 0.2g | 0.2g |
| いなば 国産ライトツナフレーク まぐろ油漬(油漬け) | 70g・液汁込み | 224kcal | 19.7g | 0.6g |
| はごろも シーチキンSmile マイルド(油入り水煮・パウチ) | 1袋50g | 105kcal | 7.5g | 0.5g |
この表は商品の表示例で、タイプ別の平均値や健康面の順位ではありません。
最後の行は50g、ほかは70g。同じ水煮でも食塩相当量などが違う点にも注目してください。
100g当たりに換算する場合は「表示値÷表示の基準重量×100」で条件をそろえます。ただし油・液を切った後の実際の摂取量までは分かりません。商品改訂もあるので、最終的には手元のパッケージを確認してください。
栄養表示の基本は消費者庁「栄養成分表示について」で確認できます。魚由来の脂質もあるため、オイル無添加を「脂質ゼロ」と読み替えないようにしましょう。
買い置きするなら、何を基準に選ぶ?
買い置きするなら、普段の料理に使いやすく、1回で使い切れる量を選ぶのがコツです。
- いつもの料理に合う味か。
- 液切りの手間は気にならないか。
- 1回で使い切れる量か。
まずは少量ずつ試して、普段の料理で使いやすいものを見つけてみてくださいね。
開封後は未開封の賞味期限とは別の扱いになります。残した場合は商品案内に従って保存し、早めに使ってください。詳しくは缶詰の賞味期限と保存方法、日常の買い置きを備蓄にする方法はローリングストック食品リストで紹介しています。
ほかの食品も用途・容量・表示から選びたいときは、食品比較・選び方のまとめをご覧ください。
食品の名前や原材料・加工方法の違いを知りたいときは、食材・飲み物の豆知識ハブから基礎知識を探せます。
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