
野菜の塩もみに使う塩は、野菜の重さの0.5〜2%という目安があります。ただし、野菜や料理によって量が違うので、作りたいレシピの指定を優先しましょう。キユーピーの基本の塩もみでは、野菜に対して約2%を案内しています。
「きゅうり1本に、なんとなくひとつまみ」だと、大きさが変わるたびに塩加減もぶれがち。野菜の食べる部分を量って、指定の割合を掛けると、使う塩を決めやすくなります。
出典:森永乳業「野菜の摂り方のコツ」、キユーピー「塩もみ」
目次
野菜100g・200gなら、塩は何グラム?
計算は、野菜の重量(g)×割合÷100=塩の量(g)です。たとえば野菜200gに2%なら、200×2÷100=4gになります。
| 野菜の重量 | 0.5% | 1% | 2% |
|---|---|---|---|
| 100g | 0.5g | 1g | 2g |
| 150g | 0.75g | 1.5g | 3g |
| 200g | 1g | 2g | 4g |
| 300g | 1.5g | 3g | 6g |
| 400g | 2g | 4g | 8g |
この表は、森永乳業が紹介する0.5〜2%の幅をもとにした算術上の換算表です。どの野菜にも、どの列を選んでも同じ仕上がりになる、という意味ではありません。実際に比較実験した結果でもありません。
レシピに1%とあれば1%の列、2%とあれば2%の列を使います。レシピの指定がなく、基本の手順を知りたい場合は、約2%を使うキユーピーの方法など、量と手順がそろった案内を選びましょう。
「野菜の重さ」は、使う部分を量りましょう
本記事の計算では、ヘタや傷んだ部分などを取り除いた、実際に料理へ使う野菜の重量を使います。洗った水がたくさん付いたままだと量りにくいので、水気を切ってから量ると扱いやすいです。
きゅうりは同じ1本でも大きさが違いますし、キャベツも「葉2枚」だけでは重さがそろいません。切って使うレシピなら、下ごしらえした野菜をボウルに入れて量ってしまうと、塩の計算まで進めやすいです。
複数の野菜を合わせる場合も、まとめて塩もみするレシピなのか、別々に下処理するレシピなのかを先に確認してください。勝手に合計して同じ時間・同じ割合で処理するより、レシピどおりの方が仕上がりを合わせやすくなります。
少ない塩を量るときは、はかりの最小表示だけでなく、量れる範囲も確認しましょう。詳しくはキッチンスケールの0.1g・1g表示と選び方で整理しています。
塩もみの手順は「なじませる→待つ→絞る」
塩事業センターは、塩の脱水作用により、塩もみした野菜から水分が抜け、柔らかくなると説明しています。最初から強くもみ続けるより、まず塩をなじませて水が出るのを待ちましょう。
出典:塩事業センター「浸透圧・脱水作用」、キユーピーの塩もみ手順
- レシピに合う形に切る。野菜の使う分を量り、塩の量を決めます。
- 塩を全体になじませる。軽く混ぜ、塩が一か所に偏らないようにします。
- 水が出るまで置く。キユーピーのきゅうりの例では、5分ほど置いています。
- 手で水気を絞る。その後、レシピに沿って和えたり味付けしたりします。
約5分は、同社のきゅうりの手順の目安です。厚さや切り方の違う野菜まで、全部5分で終わりとは考えないでください。
出典:キユーピー「きゅうりの塩もみ」
水で洗う?しょっぱくしないために確認したいこと
塩もみの後に水洗いするかは、レシピの手順に合わせましょう。キユーピーのきゅうりの例は、塩をなじませて置いた後に絞る手順で、水洗いの工程は示されていません。
「塩もみしたら必ず洗う」と決めつけたり、反対に、水洗いが指定されたレシピでその工程を省いたりすると、想定と違う塩加減になることがあります。塩の量と、後から洗うかどうかはセットで確認したいところです。
参考:キユーピーの具体的な手順。レシピの工程を一組として確認する考え方は、本記事の編集上の整理です。
仕上げにしょうゆや塩入りのドレッシングを加えるなら、最初から全部入れずに加減しましょう。また、塩もみに使った塩が、すべて野菜に残るわけでも、絞れば全部なくなるわけでもありません。この早見表は、食べる料理の食塩相当量を計算した表ではありません。
なお、ここで紹介した割合は下ごしらえの目安です。長期保存する漬物の安全条件や、殺菌の基準として使うものではありません。
塩の「少々」「ひとつまみ」と計量スプーンの違いは、調味料の量の表現と量り方も参考にしてください。
レシピの割合を確認し、野菜の重さから塩を計算。その後の待ち時間・絞り方・水洗いまで一組で見ると、なんとなくの塩加減から抜け出しやすくなります。ほかの下ごしらえは料理の基本・レシピの記事一覧へどうぞ。
一次資料の確認日:2026年10月26日。割合は資料の条件に基づく目安です。実際に使う野菜・レシピの指定を優先してください。
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