Uber Eatsの配達は個人事業主ですから、配達に必要なものは全て自分で用意しなければなりません。では、配達を始めるには何を用意すればいいのか?
本記事では現役配達員である私が実際に使っている「Uber Eatsの配達で必要なもの(晴れ用・雨用)」を紹介します♪晴れ用は、常に必要なもので、雨用は常に必要なものに加えて必要になるものです。両方用意しておけば、どんな天候でも配達できますよ♪
また、本記事の内容は「自転車用」となります。
目次
Uber Eatsの配達で必要なもの(晴れ用)
Uber Eatsの配達は、大きなバッグを持って街中を走るため極力荷物は少なめの方がいいです。
しかし、必要なものが揃っていないと効率が悪くなるので最低限必要なアイテムを用意します。
- バッグ本体
- スポンジ
- クーラーボックス
- モバイルバッテリー
- スマホホルダー
- サドルクッション
バッグ本体のみでも配達できますが、上記のものがなければ料理がこぼれてしまったり、スマホの電池がなくなって配達不可能になるなど、トラブルを事前に防ぐことができないので用意することをおすすめします。
では、それぞれのアイテムの解説をしていきましょう。
①バッグ本体
こちらは3代目のバッグになります。これから4代目、5代目となっていくかもしれませんがここでは3代目の説明をします。
必ずこのバッグを使わないといけないのか?というと、そういったルールはありません。ただ、料理を取りに行くレストランによっては「専用バッグで来てください」と指示がある場合もあるので、持っておいた方がいいでしょう。
性能についてですが、内側には保温・保冷効果があり、中のパットを外すことでコンパクトに折りたたむこともできます。
バッグ本体の入手方法は以下の2つ。
- パートナーセンターでもらう
- Amazonで購入もできる
パートナーセンターでもらう場合はバッグ代4,000円が「報酬額から天引き」される形となります。ただし、バッグ等の備品を返却することで4,000円は戻ってくるので実質無料です。
また、パートナーセンターでの入手が難しい場合はAmazonで購入もできるようです。ただし、パートナーセンターでもらうバッグのように返却しても4,000円は戻ってこないので注意してください。
配達用バッグ
②スポンジ
走行中は料理が左右に揺れるためそのままバッグに入れているだけでは、こぼれてしまったり、ぐちゃぐちゃになってしまうので「必ず商品を固定するもの」が必要になります。
そこで私は「スポンジ」を緩衝材代わりに使っています。
スポンジなら、ある程度変形できるので単品料理の隙間を埋めるのにちょうどよく、大きめのスポンジを6つほど用意しておけば十分です。
ちなみにスポンジは100均に売っているので安上がりですよ♪
また、ウーバー界で有名なのがサバイバルシート。
使う時は、丸めて隙間を埋めたり、料理を包めば保温効果もあります。使わない時は折り畳めばコンパクトに収納しておくことができるので便利です♪値段も3枚セットで1000円以下ですからコスパ良好。
③クーラーボックス
一応バッグ本体に保温・保冷効果はありますが、完全密封ではないため効果はそこまで期待できないかと。真冬の温かい料理や、真夏の冷たい料理など、そのままの状態を保つためにもクーラーボックスは必須です。
私が愛用しているのは「サーモスのクーラーボックス」魔法瓶でも有名なブランドですから、しっかり保温・保冷してくれるので安心感が違います♪
また、店舗によっては温かい料理と、冷たい料理を分けてほしいと指示がある場合もありますが、クーラーボックスを仕切り代わりに使えばOKです♪
- 保温・保冷の強化
- バッグ内の仕切り代わり
サイズは「15L用」がちょうどバッグにすっぽり収まるジャストサイズなのでおすすめです♪
ちなみにスポンジとクーラーボックスをバッグ本体に入れるとこんな感じになります。
バッグ本体の中身はこれで十分でしょう♪むしろこれ以上あれもこれも詰め込むと重量が重くなりますし、邪魔ですから、これぐらいがシンプルでベスト。
④モバイルバッテリー
Uber Eatsの配達は、配達用アプリを起動し続けるため鬼のように電池が消耗してしまいます。
もし配達中に電池切れになると、注文者との連絡や、配達先もわからなくなり配達不能状態になるので必ず「モバイルバッテリー」を用意しておきましょう。
ただモバイルバッテリーといっても様々な種類がありますから、ここでは私が愛用している「Anker PowerCore II 10000 大容量」という優秀なモバイルバッテリーを紹介しておきます。
- 1日使える大容量
- 急速充電対応
- バッテリー残量が細かくわかる
- 持ち運びやすいコンパクトさ
容量が10000mAhもあるので1日分(7~8時間)連続で使っても耐えられます。また、モバイルバッテリーからスマホへの急速充電にも対応しているので、すぐに100%の状態へしてくれます。
バッテリー残量は以下のように8段階で確認できるのでわかりやすい(3段階や、4段階の場合、残り1だと後どれくらい使えるのかわかりにくい)
このように残量MAXなら8つ点灯、残量が減るごとに1つずつ消えていきます。
重量は少々重いですが、収納しやすいのでポケットに入れておけます♪
重量 | 195g |
サイズ | 約96×62×22mm |
入力 | 5V=2A, 9V=2A (PowerIQ 2.0入力) |
出力 | 5V=3A, 9V=2A, 12V=1.5A (PowerIQ 2.0出力) |
念押ししますが、配達中は、基本的にずっと外なのでモバイルバッテリーは必ず必要になります。どんなモバイルバッテリーを選べばいいかわからない方は、私と同じものを選んでおけば間違いありません♪(ケーブルなどは、スマホのタイプに合わせて別で用意してください)
⑤スマホホルダー
配達中は基本的にスマホの地図を見ますが、走行中は片手でスマホを持つと危険です。
そこでハンドフリーになる自転車用の「スマホホルダー」を用意しておくと便利ですよ♪
100均にも売っていますが、質が悪いと壊れて大事なスマホが飛んでいく可能性があるので安物はおすすめできません。
写真は私が愛用するスマホホルダーで、1,000円前後で買いました (種類は何でもOKですが、さっと取り外しできるものがおすすめ)
⑥サドルクッション
最低限必要かどうかは稼働時間と配達方法によります。長時間稼働する予定で自転車配達がしたい方は「サドルクッション」がおすすめです。
というのも長時間自転車を漕ぎ続けるとお尻が猛烈に痛くなります。ママチャリのサドルは大きいので必要ありませんが、ロードバイクやクロスバイクのサドルは小さいので負荷がかかってしまいます。
もし、長時間稼働する予定で、自転車配達の方はサドルクッションを用意しておきましょう♪
ちなみにこのサドルクッションを買ってからは長時間稼働しても平気になりましたよ♪
Uber Eatsの配達で必要なもの(雨用)
Uber Eatsの配達は、晴れの日だけでなく雨の日もあります。また、晴れの日でも突然雨が降ってくることもあります。
そんな時のために用意しておいた方がいい「雨の日の配達で必要なもの」も紹介しておきます。雨用の必要なものは、前述した晴れ用(常に必要なもの)に加えて用意してください。
- スマホの防水ケース
- レインウェア
- レインシューズ
- 帽子
- スポーツタオル
それぞれのアイテムを具体的に解説していきます。
①スマホの防水ケース
防水性能に弱いスマホを使っている人は「防水ケース」が必須です。
最近のスマホは防水性に優れていますが、長時間雨に打たれるとどうなるかわかりません。また、雨に濡れることで滑って落下する恐れもあります。
さらには、画面が濡れることで誤作動を起こし受けるつもりのピックをキャンセルしてしまったり、受けないつもりが受けてしまったりと、雨の日はトラブルだらけです。
そこで、防水ケースを使うメリットとしてあげられるのが以下の3点。
- 雨による故障防止
- 滑って落下するのを防止
- 画面濡れによる誤作動の防止
防水ケースの種類は、大きくわけて3つ「自転車に取り付けるタイプ」「腕に止めるタイプ」「首からぶら下げるストラップタイプ」とありますが、雨の日におすすめしたいのは首からぶら下げるストラップタイプです。
ケースに収納したまま操作や持ち運びもでき、首からぶら下げるので落下も防止できます♪
【注意】大きいスマホならワイドサイズを選ぶ
防水ケースを選ぶ時に注意してほしいのが「サイズ」です。ほとんどの防水ケースは6.0インチ以下のサイズに合わせて販売されています。サイズ違いで入らなかった・・・とならないように注意しましょう。
6.0インチ以上の大きいスマホをお持ちの方はワイドサイズの防水ケースを選んでください(上で紹介したDIVAID 防水ケースはノーマルサイズとワイドサイズが選べます)
下の写真は私が使っているラージサイズの防水ケースです。
本体サイズ6.7のAndroidを使用していますが、ちょうどベストサイズでした。
かなりサイズが大きいので女性だと操作しづらいかもしれませんが、男性なら問題ありません♪
また、一見サイドボタンが押しづらそうですが、素材が柔らかいので問題ありませんでした。
最後にストラップとの接続部ですが、ほとんどの防水ケースは紐タイプの弱い接続部ですが、こちらはしっかり接続してくれるので切れて落下する心配もありません
②レインウェア
雨の日に無装備で配達すると、かなりのストレスで疲労感に大きく影響してしまいます。また、お客さんもびしょ濡れの配達員が来ても嫌がるでしょう(笑)
スマホの防水ケース同様、雨の日の配達では「レインウェア」はかかせません。
レインウェアは、100均にも売っていますが、動きづらく、通気性も悪いのでハッキリ言って使い物になりません。一度100均のレインウェアを着て配達しましたが1日で捨てました(笑)
そこでおすすめなのが2,000円前後で購入できる「マックのレインウェア」
激しい雨では中まで浸みてきますが、普通の雨でしたらこれで十分です。私も愛用していますよ♪
予算に余裕があるなら人気が高いゴアテックス
ゴアテックスとは、アメリカ企業ゴアが開発した防水透湿性素材の商標名で特徴は「水蒸気を通し雨を通さない」ところ。
長時間着ていると体から出る水蒸気で蒸れてしまいますが、ゴアテックスなら蒸れることなく服の中をいつも快適状態にしてくれます。特に湿度が高い6月の梅雨時期には嬉しいですね♪
また、耐水性も優れており、上記で紹介したマックレインウェアと比較すると以下のようになります。
マックレインウェア | 耐水圧10000㎜ |
ゴアテックス | 耐水圧50000㎜以上 |
台風だと20000㎜ほどですから、これ一着あれば雨対策はばっちりです。ちなみにUber Eatsの配達では、台風時に配達することはできないので、20000㎜までの耐水圧があれば十分です(以前の台風時には営業中止になりました)
お値段は少々高いですが、少しでも雨天時の疲労感を抑えたい方にはおすすめでしょう♪
③レインシューズ
雨の日の足元は、自転車であっても靴の中に水が入ってきます。
水が入ってくると気持ち悪いですし、濡れた靴はなかなか乾かないので次の日の配達にも影響してしまいます。ここも対策しておきたいところでしょう。
そこで、雨の日に強い靴といえば「レインシューズ(マリンシューズ)」
一般的には、海水浴や川遊びで利用するものですが、吸湿性や速乾性が優れているため雨の日の配達におすすめです♪また、滑り止めも付いているのでツルツル滑る床(マンション内など)も安全に歩くことができます。
配達中に知り合った配達員の方もこれを愛用していましたよ♪
④帽子
雨の日に自転車を走行したことはあると思いますが、雨が目や顔に当たってまともに前が見れない状態になりませんか?また、フードをかぶっても視界と音をさえぎってしまうためおすすめできません。
そこでおすすめなのが「ツバつきの帽子」
直接顔に当たる雨が減るのでかなりクリアになると思います♪普段使っている帽子があれば、それでも大丈夫ですが、撥水性のある雨の日専用の帽子も検討してみてください。
⑤スポーツタオル
料理を受け取ったり、お客さんに渡す時に、びしょ濡れでは失礼ですから顔や手を拭き取る用のタオルも用意しておきましょう。
ここで必要になるのが、たくさん水分を吸収してくれて、吸収した水分が早く乾わいてくれる「スポーツタオル」です。
スポーツタオルは、吸水性・速乾性に優れているので普通のタオルよりも雨の日に向いていますよ♪
Uber Eatsの配達で必要なもの(その他)
ここまでは、Uber Eatsの配達で最低限必要なものを紹介してきましたが、他にも必要に応じて用意しておいた方がアイテムを紹介しておきます。
- 清掃用タオル
- ハンカチ
- 除菌おでかけ用ウェットティッシュ
- 自転車用ボトルホルダー
- 自転車用のチェーンルブ(オイル)
必ず必要というわけではありませんが、あると便利ですよ♪
①清掃用タオル
万が一バッグ内で料理がこぼれてしまった時の清掃用に使えます。
一度配達中にバッグ内にこぼれてしまったことがありましたが、タオルである程度の清掃ができて助かった経験があります。
普通のタオルでOKですから、レインタオルとは別に用意しておきましょう♪
②ハンカチ
外では、とにかく何もないので手を洗った時、汗拭く用にもハンカチがあると便利ですよ♪
ハンカチは何でもOKです。
③除菌おでかけ用ウェットティッシュ
配達中は、料理に触れるわけですから衛生面も気を配る必要があります。
中には「ご自由にどうぞ」とアルコールを置いてくれているお店もありますが、ない場合もあります。
都合よく手を洗う場所もないので除菌ティッシュは常に携帯しておきたいところでしょう。
また、除菌ティッシュなどの消耗品は、スーパーで買うよりもAmazonや楽天でまとめ買いすれば安く手に入りますよ♪
④自転車用ボトルホルダー
水分補給用の水筒やペットボトルを持ち走ることもあるでしょう。
一応、バッグ本体のサイドにネットホルダーはありますが、背負っていると取り出しづらいです。
そこで、おすすめなのが自転車に取り付ける「ボトルホルダー」
バッグ本体に入れるよりサッと取り出せるので、夏場など頻繁に水分補給が必要な時期には便利です♪自転車への取り付けも簡単にできますよ♪
⑤自転車用のチェーンルブ(オイル)
Uber Eatsの配達では、毎日何十キロも走るため普通の生活で使う自転車よりも頻繁にチェーンメンテナンスが必要になります。これを怠るとガコガコ音を立てるようになり、回転も悪くなるため無駄に疲労してしまうので要注意です。
そこで、おすすめなのが「チェーンクリーナー」と「チェーンルブ」
- チェーンクリーナーでチェーンを洗浄する(どす黒いオイルや、サビが落ちる)
- チェーンの洗浄が完了したら乾かす
- チェーンルブをチェーンに塗る
実際、メンテナンスする前と、メンテナンスする後を乗り比べてみるとわかりますが、走り心地が段違いでアップします。いつもより長時間乗っても疲れにくくなるので、少しでも疲れない方法を考えている方にはおすすめです♪
Uber Eatsの配達で「必要なもの(晴れ用・雨用)」まとめ
本記事で紹介したUber Eatsの配達で必要なものは、すべて”最低限”必要なものですから用意しておくとトラブルなく快適な配達ライフが送れるはずです♪
あとは実際に配達をしながら必要だと思うものを用意していきましょう♪
本記事でまとめたUber Eatsの配達で必要なもの(晴れ用・雨用)をまとめます。
晴れ用 (常に必要なもの) |
・バッグ本体 ・スポンジ ・クーラーボックス ・モバイルバッテリー ・スマホホルダー ・サドルクッション |
雨用 (晴れ用に加え必要なもの) |
・スマホの防水ケース ・レインウェア ・レインシューズ ・帽子 ・スポーツタオル |
その他 (必要に応じて) |
・清掃用タオル ・ハンカチ ・除菌おでかけ用ウェットティッシュ ・自転車用ボトルホルダー ・自転車用のチェーンルブ(オイル) |