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串カツの「ソース二度漬け」が禁止される2つの理由とは?

串カツ屋では「ソースの二度漬け」が禁止されているところがほとんどですよね。

 

これでもかってほど禁止の張り紙が看板や、店内に貼られているお店も少なくありません。

 

とにかく禁止禁止!二度漬けは絶対にしないでください!っと明示しています。

最近では外国人観光客用にあらゆる言語の注意書きもありますよね。

 

っで、思ったのが、ここまで、禁止にする理由ってなんだろうか?ということで今回調べてみたのがこちら

 

・どうして二度漬け禁止なのか?

・二度漬けしたらどうなるのか?

 

この2つを詳しく見ていきたいと思います。

二度漬け禁止ルールを破った人は、法律違反!?強制退店させられ、損害賠償もある…!?

どうして二度漬け禁止なのか?

串カツ屋のほとんどはソース二度漬け禁止になっていますよね。これってどうして二度漬け禁止なのか?

ということで次に二度漬け禁止の理由を見ていきましょう。

 

その理由は大きく分けて二つ。

 

1つ目…「衛生面」

2つ目…「美味しい串カツを食べてもらいたい作り手のこだわり」

 

この二つです。ではこの両方を詳しく見ていきましょう。

衛生面

串カツ屋のソースは共有で、ソースの入った容器に直接串カツをつけて食べます。つまり使ったソースは次のお客さんも使うわけですから、食べかけの串カツについた唾液の細菌が共有ソースに混ざらないようにするため嫌というほど二度漬け禁止の張り紙があり、感染症予防されています。

 

たとえ感染症にならなくても、他人が使ったソースを自分も使うとなると、少し抵抗ありますよね。

こだわり

ほとんどのお店では衛生面の問題で二度漬け禁止とされていますが、中には「ソースの味を変えてしまうため」っという理由で二度漬けを禁止してるお店もあるようです。

 

ソースの味を変える理由として、取り皿にほかの料理で使った調味料などが混ざってしまい、自慢のソースが台無しになってしまうのを防ぐためなんです。

 

老舗串カツ屋では昔ながらのこだわったソースをすべてのお客様に味わってもらいたいという気持ちもあるようですね。

二度漬けしたらどうなるのか?

二度漬け禁止のお店で二度漬けするとどうなってしまうのか?それは法的に大丈夫なのか、どうか?という部分ですが以下の3つが適用されます。

 

●二度漬けしたら「退店させられる」

 

●お店が決めたルールの拘束力は「法的に守らないといけない」

 

●お店側はルールを守らない人に損害賠償を請求できる」

 

お店側が二度漬け禁止と明示していたら法的に禁止ということになりますし、退店させることもできるという。しかも損害賠償も請求できます。

 

では、お店側とお客さんにはどんな契約があり、どうしてお店側が決めたルールは守らないといけないのか?また、損害賠償を請求できるケースってどんな時?という部分を詳しく見ていきましょう。

お店とお客さんはどんな契約で結ばれているのか?

お店とお客さんとの間には「飲食物提供契約」が成立しています。

 

●お客さん「飲食物を提供してください」

●お店「わかりました提供します」

 

この承諾があって契約は成り立っているというわけですね。

お店側が決めたルールは絶対に守らないといけない理由は?

お店は「いつ、誰と、どんな契約を締結するか決める自由」があり、反対にお客さんにも「いつ、誰と、どんな契約を締結する決める自由」があります。

 

これを「契約自由の原則」といって民法の原則となっています。

 

●お店「ソースの二度漬けは禁止ですよ~」とルールを明示します。

 

それに対して

 

●お客さん「わかりました~串カツくださーい」と注文した時点、もしくは入店した時点で同意したとみなされます。

 

このとき契約が成立し、その契約上の拘束力が生じるのでルールは守らなければいけないということです。

損害賠償を請求できるケースってどんな時?

お店側が決めたルールに従わない場合は退店させられます。その条件がこちら

以下の明示があり、かつルールを守らないお客さんは退店させられます。

明示→「ソース二度漬け禁止」二度漬けしたお客さんは退店していただきます。
※契約を守らない場合は契約解除することができる (民法541条)

またそれまでの飲食代金は損害賠償として請求できる。(民法415条)

ルールを守らない人は退店っという記載がない場合でも退店対象になる

カウンター席などで、他のお客さんと共有するソースを二度漬けした場合、"お店の財産を使えなくした"という理由で退店対象となる。

 

しかし、個々に提供される継ぎ足しソースでないソースの場合は退店する必要性は認められにくいです。

退店を指示されても退店しない場合はどうなるのか?

「不退去罪(刑法130条)」、場合によっては「威力業務妨害罪(刑法234条)」が成立する可能性が高い。

どうしても二度漬けしたかったら?

方法は二つ!

 

①お店によっては二度漬け用のスプーンやソース容器がありますので、それを使用しましょう!
※あるお店とないお店があるので事前に確認が必要

 

②串カツ用のソースを自宅で作ってしまえば、何度つけても誰も文句は言いません!

 

自宅でも作れる、串カツ屋のような美味しいソースの作り方はこちらをご覧ください。

まとめ

二度漬けが禁止な理由

①衛生上よくない
②プロのこだわりがある

二度漬けしたらどうなるの?

①損害賠償がある
②退店させられる可能性がある

とにかく「ソースの二度漬けは絶対にしてはいけない!」ということです。

 

なにやら大げさな話になってしまいましたが、ルールをきちんと守り美味しく串カツを頂きましょう!

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