お腹の赤ちゃんは母親の食べたものを栄養源に育ちます。
普段何気なく食べてる物が赤ちゃんには悪影響を与えてしまう場合があります。
この記事では妊娠中に「絶対食べ飲みNGなもの」ということでNGな食べ物飲み物をリストアップしてみました。
また反対に妊娠中食べた方がいい物をリストアップしてますのでご参考ください。
目次
妊娠中に絶対食べ飲みNGなもの
あれもこれも食べ飲みしてはいけないというわけではありません。中には食べ飲みしてもいいけど摂取し過ぎてはいけないものがあります。
ここでは危険度1~3のレベルにわけてリストアップしてみます。危険度3は特に要注意!
- 危険度1・・・食べ飲み過ぎ注意
- 危険度2・・・制限がある
- 危険度3・・・絶対だめ!
危険度1
食べ飲みしてもいいけど、適度な量ならOKですよ~というレベル。
甲殻類
火を通せば問題ありません。生のお刺身は控えるように。
加工肉
塩分が強いので食べる量は気をつけてください。
お菓子
スナック菓子など、塩分が強いので食べる量は気をつけてください。
インスタント系
塩分が強いので食べる量は気をつけてください。また食べ過ぎると栄養が偏ってしまうのも要注意。
激辛いもの
キムチはOKです。ただめちゃくちゃ辛いものは胃に負担がかかるので要注意。
甘いもの
ココアなど糖分を摂り過ぎると太ります。適度な量ならOK。
危険度2
胎児、妊婦に影響を及ぼす成分が含まれています。絶対にダメというわけではありませんが、制限があるので要注意!
食べ物
マグロ類、サメ類
これらの魚は水銀濃度が高く妊娠中の体に悪影響を及ぼすことがあります。切り身1切れを一週間に2回まで。サンマ、イワシ、サバなどは水銀濃度が低い。
うなぎ
うなぎに含まれるビタミンAは過剰摂取すると胎児の奇形や先天異常のリスクが高まります。100g週1なら問題ありません。
レバー
うなぎ同様ビタミンAが非常に多く含まれています。週1、1本ペースなら問題ありません。
昆布
ミネラル豊富で美容効果もある昆布も妊娠中は危険な食べ物です。昆布にはヨウ素が含まれており、過剰摂取すると胎児の甲状腺機能を低下させてしまいます。甲状腺機能が低下するとクレチン症(先天性甲状腺機能低下症)を引き起こし、知的障害や成長の遅れが出る可能性があります。約3000~5000人に一人の割合で発生する。毎日食べるのは控えましょう。
ひじき
ひじきにはヒ素が含まれており、猛毒の一種です。こちらも食べ過ぎると胎児が奇形や脳障を持って生まれてくるリスクが高まります。妊娠中は乾燥ひじきを5gを週2程度なら問題ありません。
カフェイン全般
カフェインが含まれる飲み物「コーヒー、ウーロン茶、紅茶など」は注意してください。胎盤の形成に影響がでたり、胎児への酸素、栄養素がいきわたらなくなる可能性があります。コーヒーなら1日に1、2杯、ペットボトルなら500ml程度が目安。
ハーブティー
すべてのハーブティーが危険というわけではありません。ハトムギやカモミールなど子官収縮作用(お腹が張ること)のあるものは妊娠中は控えてください。
炭酸飲料
加糖の炭酸飲料は体重増加の原因になるので控えてください。ただ、つわりで吐き気があるときや胃がムカムカするときに飲むとさっぱりして辛さがやわらぎます。無糖の炭酸水をおすすめします。
ノンアルコール類
ノンアルコールビールなど、アルコールが入っていない「0%」でも極少量含まれている場合があります。飲む場合は成分表をしっかり確認してください。わからない場合は飲まない方が無難。
危険度3
制限もくそもなく「絶対にダメな食べ物・飲み物」です。
お腹の赤ちゃんを守るのはあなたです!しっかり確認しておきましょう!
お刺身
生魚は食中毒の危険性があり胎児にも悪影響です。
生ハムなどの生肉
生ハム、ユッケ、レアステーキなどはトキソプラズマという寄生虫の一種が感染する可能性がある。通常は感染しても症状はなく健康に影響ありませんが、問題は「妊婦が生まれて初めて感染した場合」胎児に感染する場合があります。感染すると脳や目に障害が残ることもある。
ナチュラルチーズ
加熱殺菌されてないチーズにはリステリア菌と呼ばれる食中毒菌がいる場合があります。食中毒は胎児に悪影響を与え流産や早産などのリスクが高まります。
生卵
こちらも食中毒の原因となります。加熱すれば問題ありません。とにかく食中毒が起きやすい「生」のものはダメということですね。
お酒
胎盤は母親と赤ちゃんの間にあるフィルターですがアルコール類は有害物として遮断されません。ので、胎児も一緒にお酒を飲んでいるのと同じになり、奇形、未発達児、未熟児、なんらかの健康が損なわれ生まれてくるリスクが高まります。
栄養ドリンク
栄養ドリンク全般ダメというわけではありません。栄養ドリンクにはカフェインが"含まれていない"ものなら注意書きをよく読み用法・用量を守って飲むことができます。他にもカロリーや糖質、アレルギー成分、アルコールの有無も確認してください。
妊娠中食べた方がいいもの
今度は反対に「妊娠中食べた方がいい物」をリストアップしてみます。
緑黄色野菜
緑黄色野菜にはビタミン・カルシウム・鉄分・食物繊維・葉酸などの栄養素があり、中でも葉酸はビタミンB群の一種で胎児の神経を作るために必要な栄養素があります。
葉酸を多く含む食品がこちら
- ホウレンソウ
- ブロッコリー
- ケール
- イチゴなど
また通常の食事+サプリメントでの栄養補助食品を積極的に摂取してください。厚生労働省では1日約400μg(マイクログラム)を推奨しています。
玄米
玄米にはミネラル・ビタミン・カルシウムが含まれており妊婦さんの便秘解消にもなります。
ただし玄米は消火に時間がかかるので妊娠初期のつわりで胃腸が荒れているときはよく噛んで食べるようにしましょう!
キノコ類
キノコには食物繊維が豊富に含まれています。他にもビタミンやカリウム、鉄、亜鉛など栄養満点!
またエリンギやまいたけ、えのきには葉酸も豊富に含まれています。
注意点は野生のキノコ。放射能の危険、毒キノコの可能性もあるので要注意。
バナナ
バナナは妊婦さんにとって嬉しい効果がたくさんあります。まずバナナに含まれるビタミンB6はつわりの症状を穏和する効果があります。
他にもむくみや高血圧を予防するカリウム、マグネシウム。腸内環境を整えてくれる食物繊維。胎児の神経管閉鎖障害のリスクを低くする葉酸も含まれていて、特に妊娠初期には意識的に摂取するといいでしょう。
ヨーグルト
ヨーグルトは腸内環境を整えて妊娠中の便秘を解消。またストレスやイライラを沈める効果も期待。胎児には骨、歯の形成にも効果があります。
しかしヨーグルトには脂質が含まれており体重増加の原因になる場合があります。食べ過ぎには注意!
まとめ
胎児は母親の栄養次第で良くも悪くもなります。ちょっとぐらい大丈夫…という油断が後に後悔することになるかもしれません。
危険度2の食べ物は要注意で、危険度3は非常に危険です!間違って食べてしまわないよう近くの人に協力してもらったり、自分でもメモを取るなどして健康管理は徹底していきましょう♪
お腹の赤ちゃんを守るのはあなたです!