緑黄色野菜の代表ブロッコリーですが、実はキャベツの仲間で、原産地は現在でいうところのイタリア周辺、特に地中海沿岸だったそうです。
古代ローマ時代から人々に食べられてきた野菜であり、ブロッコリーの語源はイタリア語の「Brocco(ブロッコ)」という芽や茎という意味を持ち、その言葉に由来しています。
とまぁ、ブロッコリーの歴史はさておき、本日はブロッコリーがどのように健康にいいのか?ブロッコリーの成分を詳しくまとめてみましたのでご紹介しましょう!
目次
ブロッコリーで摂取できる主な栄養
ブロッコリーの栄養は以下の通り、栄養満点です。
ビタミンA | ビタミンB2 |
ビタミンC | ビタミンK |
葉酸 | ビタミンK |
カリウム | クロム |
ビタミンU | インドール化合物 |
スルフォラファン | フラボノイド |
ブロッコリーには様々な栄養素が含まれています。なんといってもビタミン類が豊富なことがうれしいですね!
ちなみにビタミンKは骨粗鬆症や動脈硬化の予防。ビタミンCやビタミンEは美白、美肌、アンチエイジング効果があるそうです。
ブロッコリーが健康食品だと言われる6つの理由
①生活習慣病の予防
ブロッコリーにはβ-カロテンという成分が豊富に含まれており、血液中の脂質の酸化を防ぎ血管を若々しく保つ働きがあります。また、ブロッコリーに含まれるビタミンEには活性酸素によって酸化した脂質を分解することでドロドロした血液を流れださないようにする働きがあり、血圧を下げてくれます。よって動脈硬化や高血圧の予防にもつながります。
②風邪予防
ブロッコリーに含まれるビタミンAは粘膜の抵抗力を高める働きがあり、細菌感染を予防し風邪を引きにくくします。冬場など、緑野菜が少ないときはシチューなどに入れて食べればビタミンA、Cの補給になり風邪を予防してくれます。
③便秘解消
腸内の不要なものを吸着し、腸の動きを促進してくれるのが食物繊維です。ブロッコリーには茎の部分までぎっしり食物繊維が含まれているので便秘の解消に効果的です。
④わさびと一緒に食べるとがん予防効果がアップする
ブロッコリーは加熱し過ぎることで抗がん効果のある酸素が減ってしまいます。しかしわさびと一緒に食べることで効果が戻ります。つまり蘇生されるということですね。わさびだけじゃなく大根や、キャベツも効果的。
⑤貧血予防
実はブロッコリーには他の食材に比べて多くの葉酸が含まれています。またビタミンB12、鉄も含まれていることから葉酸との相乗効果により赤血球の生成をサポート、貧血の予防にも繋がります。
⑥ストレス対策に適している
喫煙や不規則な生活、不安や緊張などの精神的なストレスもブロッコリーに含まれる豊富なビタミンCで改善してくれます。体はストレスを感じると防衛のためアドレナリンを分泌しビタミンCが消費してしまいます。そんなときはブロッコリーを食べてビタミンCを補給してください。
ブロッコリーで美肌を維持できる3つの理由
①シミやそばかすをなくして美肌に!
シミや、そばかすの色素沈着防止に効果的。っというのもブロッコリーにはレモン2倍分ものビタミンCがあり、美肌効果が期待できる美肌野菜と言われています。
「老化防止アンチエイジングのACE」「がん予防のACE」と言われるビタミンACEも豊富に含まれており美肌への効果は抜群です。
②老化防止アンチエイジングのACEについて
ストレスや赤外線により発生する活性酸素は、老化の原因です。体内で処理できない活性酸素が多く発生してしまうとコラーゲン(美肌土台)をうまく作れなくしてしまい、お肌トラブルにつながってしまいます。しかしスルフォラフォン(ブロッコリーに含まれるファイトケミカル)を摂取することにより、アンチエイジングできます。
※ファイトケミカル
植物が虫や赤外線から身を守るために作りだす物質
③赤外線によるダメージを回復してくれる
ブロッコリーにはフラボノイドといわれる成分が含まれています。これは強い抗酸化作用をもち心血管疾患の発生リスクを下げるとされている物質です。つまり血管が強くなるということ。
※フラボノイドの種類は多く、その中でもブロッコリーにはケンフェノールという成分が含まれている。
ダイエットにも効果的
ダイエット中不足しがちな栄養を補うことができるブロッコリー。100g33キロカロリーという低カロリーであるためブロッコリーダイエットはおすすめ。そして低カロリー、高タンパクということから筋力トレーニングとの相性が非常によく、筋肉が付きやすいとされています。
※ブロッコリーにマヨネーズはNG。10gで70キロカロリーあり、せっかくのブロッコリーダイエットも台無しになってしまいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ブロッコリーには、たくさんの栄養が含まれており、健康面や美容、ダイエットにも効果的だということがわかって頂けたと思います。
料理の食材としてサラダやシチューなど使い勝手もよく、まさに緑黄色野菜最強クラスといっても過言ではありません。
是非あなたの食生活にブロッコリーを取り入れてみてはいかがでしょうか。